看護の現場に「すみません」よりも「ありがとう」を増やしていこう

「すみません、これ教えてもらってもいいですか?」

「すみません、点滴お願いしてもいいですか?」

「すみません、手伝ってもらって……」

新人看護師の頃って、

一日に何回「すみません」と言っているんだろう。

そう思うくらい、

「すみません」が口癖になってしまうことがあります。

先輩に教えてもらったとき。

仕事を手伝ってもらったとき。

自分の代わりにナースコールを取ってもらったとき。

報告を聞いてもらったとき。

気づけば、

何かしてもらうたびに、

「すみません」

と言っている。

でも、あるとき思ったんです。

それって、本当に「すみません」なんだろうか?

もちろん、自分のミスで迷惑をかけたときには謝ることも必要です。

でも、

誰かが自分を助けてくれたとき。

時間を使って教えてくれたとき。

困っている自分に手を差し伸べてくれたとき。

本当に伝えたいのは、

「すみません」ではなく「ありがとう」なんじゃないでしょうか。

目次

  1. 新人看護師は「助けてもらうこと」が多い
  2. 「すみません」を繰り返すと、自分がどんどん小さくなる
  3. 日常生活なら「ありがとう」と言っているかもしれない
  4. 「すみません」を「ありがとう」に変えてみる
  5. 「ありがとう」は言われた側にもうれしい
  6. 一人で全部できる看護師にならなくていい
  7. 「すみません」より「ありがとう」が増える職場へ
  8. 最後に一人で頑張りすぎている新人看護師さんへ

新人看護師は「助けてもらうこと」が多い

新人看護師は、

どうしても周りに助けてもらう機会が多くなります。

わからないことを教えてもらう。

処置を一緒にやってもらう。

仕事が間に合わなければフォローしてもらう。

判断に迷ったら相談に乗ってもらう。

ときには、自分の失敗を先輩にフォローしてもらうこともあります。

だから、

「迷惑をかけて申し訳ない」

という気持ちになるのも、すごくよくわかります。

周りの先輩が忙しそうなら、なおさらです。

「また聞いてしまった」

「また助けてもらった」

「私がもっと仕事できたら、先輩も楽なのに」

そんなふうに考えてしまう。

そして、

「ありがとうございます」より先に「すみません」が出てくる。

でも、

新人看護師が教えてもらうことって、

そんなに悪いことでしょうか。

最初から全部できる人はいません。

わからないことを確認する。

できないことを教えてもらう。

難しいときに助けを求める。

それは、

新人だからこそ必要な過程でもあります。

「すみません」を繰り返すと、自分がどんどん小さくなる

僕自身、新人時代は「すみません」が口癖になっていました。

名前を呼ばれただけなのに、

「すみません」

と言ってしまうくらいでした。

何か失敗したかな。

また怒られるのかな。

迷惑をかけたのかな。

そんなことを先回りして考えていたんだと思います。

そして「すみません」を繰り返していると、

不思議なくらい、

自分がどんどん小さな存在になっていきました。

「また迷惑をかけた」

「自分が仕事できないから助けてもらった」

「自分がいなければ、もっと仕事が回るのに」

助けてもらったという一つの出来事が、

いつの間にか、

「自分は仕事のできない看護師だ」

という自己評価に変わってしまう。

僕は、ここが怖いと思っています。

「すみません」という言葉が悪いわけではありません。

でも、

謝る必要のないことまで謝り続けることで、自分まで否定しないでほしい。

そう思います。

日常生活なら「ありがとう」と言っているかもしれない

少し病院の外を想像してみてください。

落としたものを拾ってもらった。

ドアを開けてもらった。

道を教えてもらった。

重い荷物を持ってもらった。

そんなとき、

自然と、

「ありがとうございます」

と言っている人も多いと思います。

では、なぜ職場に来ると、

「ありがとう」が「すみません」に変わってしまうのでしょうか。

もしかすると、

「助けてもらう=迷惑をかける」

と思っているからかもしれません。

でも、

助けてもらったことと、

迷惑な存在であることは、

まったく別の話です。

「すみません」を「ありがとう」に変えてみる

明日の勤務から、

ほんの少しだけ変えてみませんか。

先輩がナースコールを取ってくれたら、

「すみません」ではなく、

「ありがとうございます。助かりました」

仕事を手伝ってくれたら、

「ありがとうございます。本当に助かりました」

わからないことを教えてもらったら、

「ありがとうございます。次からやってみます」

もちろん、

本当に謝罪が必要な場面では、

きちんと「すみません」と伝えればいい。

でも、

感謝を伝えたい場面では「ありがとう」を選んでみる。

それだけです。

たった一言ですが、

言葉が変わると、

自分の中に残る感情も少し変わると思います。

「また迷惑をかけてしまった」

ではなく、

「今日も誰かに助けてもらえた」

と捉えられる。

そして、

「次は自分が誰かを助けよう」

と思えるかもしれません。

「ありがとう」は言われた側にもうれしい

逆の立場でも考えてみてください。

忙しい中で後輩の仕事を手伝った。

「すみません……」

と申し訳なさそうに言われるより、

笑顔で、

「ありがとうございます!本当に助かりました」

と言われた方が、

「手伝ってよかったな」

と思えることもあるのではないでしょうか。

感謝は、

助けてもらった側だけではなく、

助けた側にも返っていく言葉です。

そして、

「ありがとう」が行き交う職場になれば、

困ったときに助けを求めやすくなる。

助けてもらったら感謝する。

今度は自分に余裕があるときに誰かを助ける。

僕は、

そんな関係の方が、

看護の現場には合っていると思っています。

一人で全部できる看護師にならなくていい

新人看護師の頃は、

「先輩に迷惑をかけないようにしよう」

と思いがちです。

でも、

僕が思う理想の看護師は、

誰にも迷惑をかけず、一人ですべてを完璧にできる看護師ではありません。

自分だけでは難しいときに、

「手伝ってください」

と言える。

わからないときに、

「教えてください」

と言える。

助けてもらったら、

「ありがとうございます」

と言える。

そして、

自分が少し成長したときには、

今度は困っている新人看護師に、

「大丈夫?手伝おうか?」

と声をかけられる。

そんな看護師でいいと思います。

新人時代にたくさん助けてもらった人ほど、

いつか誰かの「助かった」にもなれるはずです。

「すみません」より「ありがとう」が増える職場へ

僕がこの記事で伝えたいのは、

「すみませんを言ってはいけない」

ということではありません。

謝るべきときは、きちんと謝る。

でも、

感謝を伝えたいときまで、

自分を小さくして謝らなくていい。

今日、

「すみません」

と言おうとした瞬間に、

一度だけ考えてみてください。

「今、僕が本当に伝えたいのは謝罪かな。それとも感謝かな?」

もし感謝なら、

「ありがとうございます」

と言ってみる。

それだけでいいと思います。

「すみません」が一つ減って、

「ありがとう」が一つ増える。

その小さな変化が、

自分自身への見方まで少しずつ変えてくれるかもしれません。

そしていつか、

後輩から、

「すみません、手伝ってもらって……」

と言われたときには、

こう返せる看護師でありたいです。

「謝らなくていいよ。困ったときはお互いさまだから」

そんな言葉が自然に行き交う職場なら、

今より少し、

看護師が働きやすい場所になるのではないでしょうか。

最後に一人で頑張りすぎている新人看護師さんへ

僕は公式LINE、Instagram、noteを通して、

新人看護師さんや若手看護師さんに向けて、

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知識だけでは解決できない悩みもあります。

「先輩に迷惑をかけている気がする」

「同期と比べて落ち込んでしまう」

「自分は仕事ができないと思ってしまう」

「仕事に行くのがしんどい」

そんなときのために、

ココナラでは、

答えを押しつけるのではなく、まずあなたの話を聴くこと

を大切にしています。

僕自身、

新人時代は「すみません」が口癖になり、

自分を「クリボー」と呼ぶくらい自信を失っていました。

だからこそ、

今同じように悩んでいる人に伝えたいです。

助けてもらうことは、あなたの価値が低いということではありません。

今日助けてもらった分、

いつか誰かを助けられる看護師になればいい。

だから明日の勤務では、

「すみません」を一つだけ、

「ありがとうございます」

に変えてみませんか。

そこから、

少しずつ始めていけばいいと思います。

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