看護師って、正直しんどい

「看護師になんて、ならなきゃよかった」

そう思ったことがある看護師は、きっと僕だけじゃないと思います。

看護師になる前は、

患者さんに寄り添いたい。

困っている人の力になりたい。

誰かの役に立てる仕事がしたい。

そんな気持ちを持っていた人も多いのではないでしょうか。

でも、実際に看護師として働き始めると、理想だけでは続けられない現実があります。

鳴り続けるナースコール。

終わらない記録。

時間どおりに投与しなければならない点滴。

突然決まる検査。

患者さんの急変。

先輩への報告。

医師への連絡。

家族への対応。

気づけば勤務終了時間を過ぎている。

やっと帰宅しても、

「あの患者さん、大丈夫だったかな」

「あの報告、もっと早くした方がよかったかな」

「あの対応で本当によかったのかな」

と仕事のことを考えてしまう。

そして翌朝。

また白衣を着て病棟へ向かう。

看護師って、

正直、しんどい仕事だと思います。

目次

  1. 人の命を預かるというプレッシャー
  2. どれだけ頑張っても仕事が終わらない
  3. 患者さんより人間関係に疲れることもある
  4. 頑張っても「できて当たり前」になっていく
  5. 休みの日まで看護師から逃げられない
  6. それでも、看護師を続けている理由
  7. 「辞めたい」と思うことと、本当に辞めることは別
  8. 看護師を続けるために「頑張りすぎない」
  9. それでも今日、白衣を着ているあなたへ
  10. 一人で抱え込まなくていい

人の命を預かるというプレッシャー


看護師の仕事がしんどい一番の理由は、やっぱりこれだと思います。

僕たちが扱っているのは、

「人の命」です。

薬を間違えたらどうしよう。

患者さんの変化を見逃したらどうしよう。

転倒させてしまったらどうしよう。

報告が遅れて状態が悪化したらどうしよう。

一つの判断が患者さんのその後を左右することがあります。

だから怖い。

僕自身も、

「あのとき、もっと早く気づけていたら」

と後悔した経験があります。

経験を積めば怖くなくなると思っていました。

でも実際は、知識が増えるほど、

「この状態は危ないかもしれない」

と見えるものも増えていきます。

看護師の責任の重さを知るほど、怖くなることだってあります。

それでも僕たちは患者さんの前では、

「大丈夫ですよ」

と言わなければならない。

自分だって不安なのに。

このプレッシャーは、実際に看護師として働いた人にしか分からないと思います。

どれだけ頑張っても仕事が終わらない


朝、自分なりにスケジュールを立てる。

「今日はこの順番で動こう」

そう思っていても、

ナースコールが鳴る。

点滴が漏れる。

患者さんがトイレに行きたいと言う。

検査から呼ばれる。

医師から指示が入る。

入院が来る。

患者さんの状態が悪くなる。

予定なんて簡単に崩れます。

気づけば、

「何からやればいいんだっけ?」

となっている。

周りを見ると、先輩たちはテキパキ仕事を終わらせている。

自分だけ記録が残っている。

そこで思ってしまうんです。

「私って仕事できないな……」

でも、看護師の仕事はそもそも予定どおりに進まないことの連続です。

特に新人の頃は、優先順位を考えるだけでも精一杯。

遅くなるのは当然です。

それなのに毎日周りと比べていると、

「もっと頑張らないと」

と自分を追い込み続けてしまいます。

患者さんより人間関係に疲れることもある


看護師を辞めたい理由を聞くと、

仕事内容ではなく、

「人間関係がしんどい」

という人も少なくありません。

勤務表を見て、

「あ……明日あの先輩と一緒か」

それだけで仕事に行きたくなくなる。

分からないことがあって質問すると、

「前にも教えたよね?」

報告すると、

「で?何が言いたいの?」

忙しそうだから声をかけるのをためらう。

でも報告が遅れると、

「なんでもっと早く言わなかったの?」

と言われる。

新人からすると、

「じゃあ、いつ聞けばいいの?」

と思いますよね。

患者さんの状態より、先輩の機嫌を気にしながら働いている。

そんな状態になってしまったら、仕事がしんどくなるのも当然だと思います。

頑張っても「できて当たり前」になっていく


新人の頃は、一つできるようになるだけでも嬉しかった。

採血ができた。

点滴ができた。

一人で入院対応ができた。

患者さんの変化に気づけた。

少しずつできることが増えていきます。

でも、できるようになったことは、

いつの間にか「できて当たり前」になります。

そして目につくのは、

まだできていないこと。

「あれができてない」

「ここ確認した?」

「次から気をつけて」

もちろん指導は必要です。

でも毎日できていないことばかりを見ていると、

自分が全然成長していないような気がしてしまいます。

本当は半年前より、できることは何倍にも増えているのに。

休みの日まで看護師から逃げられない


やっと休日。

今日は仕事のことを忘れよう。

そう思っていたのに、

「あの疾患、勉強しないと」

「次、この処置につくかもしれない」

「昨日注意されたところを復習しないと」

気づけば休日まで看護師をしています。

勉強しなければ不安。

でも勉強すると仕事を思い出す。

SNSを開けば、

「新人看護師が覚えるべき○選」

みたいな投稿が流れてくる。

そして、

「みんな勉強してる。私もやらないと」

と焦ってしまう。

でも、本当は休むことだって必要です。

看護師である前に、一人の人間です。

ずっと仕事のスイッチを入れたままでは、いつか心も身体も疲れてしまいます。

それでも、看護師を続けている理由


ここまで読むと、

「じゃあ、なんで看護師を続けているの?」

と思うかもしれません。

僕も何度も考えました。

しんどい。

辞めたい。

もう看護師じゃなくてもいいんじゃないか。

それでも続けている。

その理由はきっと、

しんどさだけでは説明できない瞬間があるからです。

患者さんから、

「あなたがいてくれてよかった」

と言ってもらえた日。

状態の変化に気づいて、早く対応できた日。

できなかった処置ができるようになった日。

後輩から質問されて、自分の知識が誰かの役に立った日。

昨日まで歩けなかった患者さんが、自分の足で歩いて退院していく姿を見た日。

ほんの一瞬かもしれません。

でも、

「看護師やっててよかったな」

と思える瞬間が確かにあります。

だから僕たちは、今日も白衣を着ているのかもしれません。

「辞めたい」と思うことと、本当に辞めることは別


「もう看護師辞めたい」

そう思った自分を責めなくていいと思います。

辞めたいと思うほど頑張ってきたのかもしれない。

ただ、

「今の職場がしんどい」

ことと、

「看護師そのものが嫌い」

なことは別です。

病棟が合わないなら、部署を変える方法もある。

急性期がしんどいなら、別の領域もある。

夜勤がつらいなら、夜勤のない働き方もある。

人間関係が限界なら、職場を変えるという選択肢だってあります。

看護師を続ける方法は、

「今の病棟で我慢して働き続ける」

だけではありません。

看護師を続けるために「頑張りすぎない」


新人看護師を見ていると、

真面目な人ほど自分を追い込んでいるように感じます。

「もっと勉強しないと」

「もっと早く動かないと」

「先輩に迷惑をかけないようにしないと」

「一人でできるようにならないと」

でも、一人ですべてできる看護師になる必要はありません。

分からなければ聞けばいい。

忙しければ助けてもらえばいい。

できないことがあれば、次にできるようになればいい。

100点を取り続けなくてもいいんです。

今日できなかったことを、

明日一つできるようになる。

それくらいでいい。

看護師を長く続けるためには、

「頑張る力」だけではなく、

「頑張りすぎない力」も必要なのだと思います。

それでも今日、白衣を着ているあなたへ


看護師って、

正直しんどいです。

人の命を預かる。

仕事は終わらない。

人間関係に悩む。

休みの日まで仕事のことを考える。

「もう辞めたい」

と思う日だってある。

でも、そんな気持ちを抱えながら、

今日も病院に行った。

白衣に着替えた。

患者さんのところへ行った。

ナースコールに出た。

分からないなりに考えた。

怖くても報告した。

それだけでも十分頑張っています。

だから、

「もっと頑張らないと」

だけで自分を追い込まないでほしい。

一番避けたいのは、

頑張り続けた結果、

大好きだったはずの看護そのものが嫌いになってしまうことです。

看護師人生は長いです。

今いる場所だけがすべてではありません。

今できないことが、ずっとできないわけでもありません。

これから経験を積んで、

少しずつ仕事に余裕ができて、

患者さんとゆっくり話せるようになって、

後輩に優しく声をかけられるようになって。

いつか、

「あの頃は本当にしんどかったな」

と笑って振り返れる日が来るかもしれません。

看護師を続けるために、

自分まで壊す必要はありません。

患者さんを大切にするのと同じくらい、

自分のことも大切にしてほしい。

そしていつか、

「しんどいこともあったけど、看護師になってよかった」

そう思える瞬間が一つでも増えていったら。

それで十分なのだと思います。

一人で抱え込まなくていい


ここまで読んでくれたあなたは、

もしかすると今、

「仕事に行くのがしんどい」

「自分だけ全然成長できていない気がする」

「先輩との関係がつらい」

「看護師を続けられる自信がない」

そんな気持ちを抱えているかもしれません。

でも、その気持ちを全部一人で抱え込む必要はありません。

僕のInstagramでは、

新人看護師さんが現場で困りやすい看護知識や、

仕事を少しでも楽に回すための考え方、

そして、

「今日も仕事に行きたくないな」

と思った日に少しだけ気持ちが軽くなるような発信をしています。

「これ、自分のことだ」

と思った投稿があれば、読むだけでも大丈夫です。

そして、

「誰にも言えないけど、ちょっと聞いてほしい」

「こんなことで悩んでいるのは自分だけなのかな」

そんなときは、公式LINEも使ってください。

無理に前向きになる必要はありません。

「辞めたいです」

「今日、先輩に怒られました」

「仕事が全然できません」

そんな一言でも大丈夫です。

看護師のしんどさは、

同じ仕事をしているからこそ分かる部分があります。

Instagramや公式LINEが、

頑張るための場所ではなく、

少し肩の力を抜ける場所になればいいなと思っています。

看護師って、正直しんどい。

それでも、

「もう少しだけ続けてみようかな」

と思える日が増えるように。

これからも、新人看護師さんの味方になる発信を続けていきます。

一人で頑張りすぎなくて大丈夫です。

また、しんどくなったらいつでもここに来てください。

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